ドライフードとウエットフードの違い

ドッグフードにはドライタイプのものと、缶詰や冷凍品などのウェットタイプのものがあります。きちん栄養計算しているメーカーの総合栄養食であれば毎日の食事として与えることができますが、この2つには基本的な違いがあります。それぞれの特徴をお話していきます。


目次

  

  大きな違いは水分量の違い

  なぜドライフードには水分が少ないの?

  ウエットフードに水分が多い訳

  ドライフードのメリット

  ドライフードのデメリット

  ウエットフードのメリット

  ウエットフードのデメリット

  どちらを選んだら良いの?

  自宅で手作りする危険性

  私たちの思い





大きな違いは水分量の違い。

例えばドライフードかウエットフードで同じエネルギーを摂取いようとした場合、水分にはエネルギーがありませんので摂取量が変わってきます。

具体的には

ドライフードは水分量が5%~10%程度ですので100g当たり水分量が5g~10g程度で1日の必要量は体重が5㎏で避妊している場合に約75g~85gになります。

ウエットフードや冷凍ドッグフードは水分量が70%~80%程度ですので100g当たり水分量が70g~80gと非常に高い値で水分が入っているので1日の必要量は体重が5㎏で避妊している場合に約200g~300gになります。













なぜドライフードには水分が少ないの?

食品は常温に置いておくと必ず腐敗しますが水分量が13%を切ると腐敗しなくなります。腐敗菌は水分がないと食品を分解できなくなるからです。したがって、水分を抜く事で常温保存が出来るので製造や流通のコストを落とす事が出来ます。

この様な事を、ブログに書くと各方面からお叱りのお言葉があるかも知れませんが、ドライフードにするのは人間側の都合であって、犬の事を考え、犬の為にドライフードにしている訳ではありません。また、90℃以上の熱風で長時間乾燥させますので熱に弱いビタミンなどの栄養素が壊れてしまい、それらを補う為にビタミンなど添加しています。




ウエットフードに水分が多い訳


ウエットドッグフードは水分が多い分、腐敗が早く進みますが、缶詰やレトルトにする事とで腐敗菌を殺菌する事が出来それによって水分を多くする事が出来ます。しかし缶詰やレトルトは長期の保存をするために、蒸気などで加圧高温殺菌しなければならず、ビタミンなどの栄養素が壊れてしましますのでやはりビタミンなどを添加します。

冷凍ドッグフードの場合は-18℃で保存しますのであまり高い温度での殺菌が必要でなく風味もありビタミンなども壊れませんが、一度解凍すると日持ちせず、また製造や流通コストが高くなってしまいます。





ドライフードのメリット

1、ウエットフードと比べるとエネルギーが高く与える量が少量なので経済的です。また、ウエットフードに比べて安価なのが特徴です。

2、水分が少ないので硬さがあり潰れにくいので外への持ち出しが楽で便利

3、水分が少ないので痛みが少なく劣化もほとんどないので保存性が高い。

4、原材料などや年齢別、犬種別などによって、いろいろな種類があり愛犬の好みや目的に合わせてフードを選ぶ事が出来る。


ドライフードのデメリット


1、 水分が少ない分水分補給をしっかりする必要がある。

2、 ウエットフードや半生タイプから比べると風味が劣るので食いつきが悪い。

3、 硬いので歯周病や高齢犬などの噛む力が衰えた犬などは食べずらく食べてくれなくなってしまうケースがある。





ウエットフードのメリット

1、 水分が高いので食事と一緒に水分が取れる

2、 柔らかいので歯周病や高齢犬などの噛む力が衰えた犬などは食べやすい。

3、 食が細い犬や偏食のある犬も風味が強いので食べてくれるケースが多い。特に少し温める事で食いつきが良くなる。

4、 缶詰やレトルトの場合、封を切らなければ比較的に長期の保存が可能です。

5、 冷凍の場合、加熱殺菌の時間が短く、低温での殺菌が可能なため損失する栄養価が少なく本来の栄養価が残りとても栄養バランスが良い。

6、 冷凍の場合切り分けて使うなどを行うことで余った物の保存性が高い














ウエットフードのデメリット

1、 水分量が高いため開封後は傷みやすく、早く使い切らないと傷んでしまう。

2、 水分が多い分、エネルギーが下がってしまうので同じエネルギーを摂取する場合には用量が多くなってしまう。また使用量が多くなるため食費がかかってしまう。






どちらを選んだら良いの?

ドライフード、ウエットフードどちらも栄養学的にきちんと計算されて販売されている物でしたらどちらを選んでも問題ないと思いますが、ドライフードは水分が少ない分、硬くて風味が少なく食べにくいです。人間も毎食、硬いおせんべいなど食べていると嫌になってしまうのと一緒で犬の嫌になってしまうと思います。犬は言葉をしゃべれません人間が考えて食べるものを選択するのが必要だと思います。














家庭での手作りドッグフードの場合は危険

よくご家庭で愛犬の為に手作りしている方がいらっしゃいます。愛情のこもった食事でとても良い事とは思いますが、そこには危険が潜んでいます。

エネルギーやたんぱく質、脂質、炭水化物などやミネラルやビタミンなどの計算やエネルギー組成などは複雑な計算が必要で、それは飼い主が犬の栄養学の認識がないと、とても難しく大変な作業になります。

また人間にとっては安全な食材でも、犬にとっては命を奪いかねない食材もあり知らず知らずのうちに与えてしまう可能性もあります。

また、生のお肉などを与える方もいらっしゃいますが、生のお肉などにはウイルスや病原菌、病原虫などに感染する可能性があり非常に危険です。生肉を与えると喜んで食べますが、それは犬の祖先が狼であり基本的に肉食動物の証拠です。狼は獲物を、生肉を食べますが、当然ですが犬より寿命が短いです。犬は人間と一緒に暮らすようになってから人間が加熱した食物をもらうことによって寿命が延びました。

愛犬といつまでも一緒に暮らしたいと考えるのならば生肉を与えるのはやめた方が良いと思います。





私たちの思い。